Dr.Sum Server管理者ガイド
Dr.Sumは、経営や営業などの業務の現場で、大容量のデータを高速に処理できるデータベースエンジンです。
『Dr.Sum Server管理者ガイド』では、Dr.Sum Serverやデータベースを管理する方法について説明します。Dr.Sum Serverと同梱されているツール群の操作手順を説明しています。また、SQLやAPIを利用した運用方法、独自のスクリプト言語のデータ準備作業、Pythonプログラムと連携したデータ分析などについて説明しています。画面項目、Dr.Sum Serverが提供するコマンドやSQLのリファレンス、ログおよびエラーコードなどについても説明しています。
マニュアル構成
本マニュアルの構成と、主な対象読者、記載内容を次に示します。
マニュアル | 主な対象読者*1 | 記載内容 |
---|---|---|
| Dr.Sum Serverやデータベースを管理するためのツール群の操作手順について説明します。また、インメモリサーバーを利用した集計の高速化について説明します。 | |
| SQLを使ってデータの操作や定義をするためのツール群の操作手順について説明します。また、外部アプリケーションからDr.Sumのデータベースやシステムを操作するためのAPIについて説明します。 | |
| 機能の使い分け、パフォーマンスチューニングなど、Dr.Sum Serverの機能を活用する方法について説明します。 | |
| Dr.Sum Serverで使用する各画面のリファレンスです。用意されているツールごとに、各画面の項目について説明します。 | |
| Dr.Sum Serverに対する操作の一部をコマンドで実行するためのリファレンスです。コマンドの実行方法、使用できるコマンド、バッチ処理の例などについて説明します。 | |
| SQLを使ってデータの操作や定義をするためのリファレンスです。使用できるデータ型や演算子、関数、SQLコマンドなどについて説明します。 | |
| Dr.Sum Serverで出力されるログ、およびエラーコードについて説明します。 |
*1詳細は「対象読者」を参照してください。
対象読者
想定する対象読者は次のとおりです。
対象読者 | 想定 |
---|---|
管理者 | セットアップ、運用、保守を担当し、利用者の窓口となる人を想定しています。サーバーやネットワークに関する知識を持っていることを前提としています。 |
利用者 | Dr.Sum Datalizerを利用してデータを集計、分析する人、および集計、分析のための定義ファイルを作成する人を想定しています。また、一部の利用者は、データのインポートなどDr.Sum Serverの一部の機能を限定的に利用することも想定しています。WindowsやMicrosoft Office製品の基本的な操作ができることを前提としています。 |
開発者 | 利用目的に応じて、Dr.Sumのデータベースの設計やバッチ処理の設定から集計、分析のための定義ファイルの作成までを包括して行う人を想定しています。データベース、BI、プログラミングに関する知識を持っていることを前提としています。 |