5.11.3. Dr.Sum Serverにデプロイする
Python Developer Toolを使って、作成したPythonのプログラムのファイルをDr.Sum Serverをインストールしたサーバーコンピューターの所定のフォルダーにコピーします。このことをデプロイと言います。所定のフォルダーとは、Python連携ルートフォルダーの直下にある「script」フォルダーで、PY_SCRIPT_ROOTフォルダーと呼ばれるフォルダーです。
PY_SCRIPT_ROOTフォルダー(<Python連携ルート>\script)について
Python連携ルート(PY_ROOTフォルダー) └─PY_SCRIPT_ROOTフォルダー (<Python連携ルート>\script)
Python連携機能には、この機能で使用するファイルをまとめて管理するためのルートフォルダーがあり、このフォルダーをPython連携ルートフォルダーと呼びます。このフォルダーは、Enterprise Managerの[サーバーの設定]画面の[全般]タブにある、[Python連携ルート]で設定します。デフォルトのパスは「<Dr.Sum Serverのインストールフォルダー>\samples\udtf-py」です。
このPython連携ルートフォルダーの直下に「script」フォルダーというサブフォルダーが作成されます。このフォルダーが「PY_SCRIPT_ROOTフォルダー」です。ユーザーが作成した、実行したいPythonのプログラムを格納するフォルダーです。サブフォルダーを作成して目的別に管理できます。
手順
作成したPythonのプログラムの「basic_stat_sample.py」ファイルの文字コードがUTF-8(BOMなし)で保存されているかを確認します。
Windowsのスタートメニューから、[Dr.Sum 5.7]に含まれる[Python Developer Tool]を選択し、Python Developer Toolの起動後、ログインします。
ファイル操作エリアの左側にある[PY_SCRIPT_ROOT]で[...]ボタンをクリックし、エミュレーターのPythonプログラムを保存したフォルダーを選択します。
ここでは「C:\sample\script」フォルダーを開きます。
ファイル操作エリアの左側(ローカルエリア)で、デプロイしたいファイル(basic_stat_sample.pyファイル)を選択し、ファイル操作エリアの右側(サーバーエリア)へドラッグ&ドロップします。
アップロード処理が開始され、ファイル操作エリアの右側(サーバーエリア)にファイルがコピーされます。
関連項目
「Dr.Sum Server画面リファレンス」の「Python Developer Tool画面」