10.2. 集計データのキャッシュを設定する
集計した結果データのキャッシュを設定する手順を説明します。
手順
定義編集エリアの[共通項目設定]で、[プロパティ]ボタンをクリックします。
[プロパティ]画面が表示されます。
[プロパティ]画面の[編集]をクリックすると設定項目が表示されますので、次の赤枠の項目について設定を行います。
項目
説明
キャッシュ有効期間
キャッシュの有効期間を設定します。クロス集計した結果データを有効期間内キャッシュします。
自動計算書式の第2パラメーターで指定可能な「YEAR」、「MONTH」、「DAY」、「HOUR」、「MINUTE」、「SECOND」などを指定します。
詳細については、「自動計算書式ガイドを登録する(自動計算書式ガイド設定)」の「第2パラメーター」を参照してください。
例(30分間の場合):MIN=+30
キャッシュモード
データキャッシュの利用モードを指定します。
[行わない]
データキャッシュをしません。
[キャッシュ時間優先]
設定したキャッシュの有効期間を過ぎた場合はデータベースからデータを再取得します。
[DB更新優先]
設定したキャッシュの有効期間を過ぎた場合はデータベースからデータを再取得します。
ただし、テーブルが更新された場合は、有効期間に関係なく、データが再取得されます。
注意
集計の対象となるビューに、環境変数やサブクエリー、SYSDATE関数などが設定されている場合、キャッシュモードは[行わない]に設定してください。[キャッシュ時間優先][DB更新優先]にすると動的な変更内容が集計結果へ反映されません。
キャッシュ時の表示メッセージ
データキャッシュ時に、集計エリアの[情報]に表示するメッセージを入力します。
図 1. キャッシュ時に設定したメッセージが表示される
注意
カラムセキュリティによりアクセス制限のある集計項目を集計エリアの[集計条件]で無効にした場合、集計実行は可能ですが、キャッシュは行われません。
インメモリサーバーで集計するテーブルの場合、[キャッシュモード]でキャッシュを利用するモードを選択しても、Dr.Sumの設定によってキャッシュが利用できないことがあります。